職員インタビュー

子どもの楽しむ顔を見る事で、 
私の気持ちが安らぎます。

入職2年目 Sさん

保育士

児童養護施設を選んだきっかけ

専門学生時代に児童養護について勉強したことがきっかけです。 
施設では訳あって親と暮らせない子ども達が多くいます。その為、どのような暮らしを送っているのかを知りたいのと、子どもの支援をする仕事に興味があったからです。 
私は元々、子どもが好きで一緒に遊んでコミュニケーションを取るのが得意でした。 
児童養護施設では幼児から高校生まで、幅広い年齢の子どもと関わることが出来るので、この仕事に就こうと思いました。

具体的にどんなシーンで保育士としての仕事ができるか

私は学生の頃に保育士の資格を取得しており、保育園や幼稚園で実習を行いました。 
幼児との遊びが得意なので、工作や折り紙、手遊びを一緒にして子どもに教えることをしています。 
保育士として子どもの年齢に能力に合わせて、楽しく遊ぶように工夫する事が得意になりました。

仕事で大変だと思うところ

仕事をしていて大変な事は子どもとの信頼関係です。 
子どもが悪い事をした時に自分が注意しても、こちらの話を聞いて貰えない事に悩む時があります。 
その時は、すぐに一緒に組んでいる職員に報告をして、複数の職員で対応するようにしています。 
子どもとの信頼関係を築くことで、こちらの話を聞いてもらえるのだろうと思いました。 
その為、時間をかけてコミュニケーションを図り、相手から信頼されるようにならないといけないと感じました。

子どもと接する中で大切にしていること

私は子どもと一緒に遊ぶ時間を作る事です。 
仕事中に幼児や小学生から「一緒に遊ぼう」と誘われることが多いです。 
勤務中、家事や事務仕事をしながらだと、子どもとの時間を作るのが難しい場合があります。 
仕事で忙しい事を理由に子どもとの関わりを減らしてしまうと、子どもから「この職員は遊んでくれない人、仕事の方が大事なんだ」と心の距離が離れてしまいます。 
私は子どもとの時間を決めて、遊ぶ時は子どもの目線になって思い切り遊ぶようにしています。

子どもとどのようなやり取りをするか

子どもとのやり取りは毎日しています。 
食事や遊びの中で、学校、部活、勉強の事などについて会話をしています。子どもの様子を知るために必要なので、たくさんコミュニケーションをを図るように心掛けています。 
子どもが悩みや不安があれば相談に乗り、一緒に考えるようにしています。

自分自身の変化について

私はこの仕事を始めて2年ほどが経ちます。 
その中で自分自身に変化がありました。それは、仕事へのモチベーションです。 
入社してすぐの頃は、分からない事が多く焦りが生じてしまい、仕事を楽しむ余裕がありませんでした。しかし、少しずつ経験を積んで気持ちにも余裕が出てきました。 
そのおかげで、今では仕事の中に楽しみが出来るようになりました。 
私は子どもとの時間が楽しみとなっています。一緒に工作をしたり、ゲームをしたり、外で遊んだりと子どもの楽しむ顔を見る事で、仕事で疲れていた私の気持ちが安らぎます。 
今後も子どもとの時間を大切にして、向上心を持って仕事に励みたいです。

悩んだ時に他の職員に話をしたか

子どもの指導について悩んだ時期がありました。 
どのような言葉かけが良いか分からない事があり、よく先輩職員に相談をしました。 
その時、先輩職員からは具体的なアドバイスを頂いて、仕事に活かす事が出来ています。 
仕事で分からない事があればどんなに些細な事でも、すぐに相談するべきだと思います。 
職員間でも何気ない会話をすることでお互いの性格を知り、コミュニケーションが取りやすくなると感じました。

今後やりたい事は

現在、コロナウイルスの影響で、子どもを連れての外出行事が出来ていません。 
自粛期間中は外で遊ぶ時は園内に限られてしまう為、子どもからも早く外出したいと希望が出ています。 
今後、コロナウイルスが収まってから、子どもが出かけたい場所に連れて行ってあげたいです。 
そして、子ども達と多くの思い出を作りたいです。

就職を検討している方へ

児童養護施設に興味のある方、子どもと関わる仕事に就きたい方はまず、施設見学をして見て下さい。 
実際に見学して自分の目で、子どもの生活の様子や職員の仕事風景を見て貰うと分かりやすいと思います。 
施設で働く職員は日々、子どもが安全に楽しく暮らしていけるように支援をしています。 
何か疑問に感じる事や質問等があれば、気軽に相談して頂けたらと思います。